2015年10月21日水曜日

クライミングシューズの洗濯

先日ジムでボルダリングをしている際、誤って顔からランディング
してしまいました。
その時のマットの臭いこと臭いこと!
まあジムのマットは一面敷き詰められているものなので、
掃除機でチョークの粉なんかは掃除できても汗臭さとか そういった類いは
消え去らないものなんでしょうね。

他にもジムでシューズを履こうとした時に、(顔が地面に近づくので)
自分の周辺にある様々なものが異臭を放っていることに気づきました。
自分のものは我慢できるけどジムの誰かのシューズは異常に臭く
感じてしまいますね〜。

ある時シューズを履こうとしたとき、また臭ってきました。
臭さは剣道級でした(何のこっちゃ?)
「一体誰の靴じゃ!」
と思って元を辿るとなんと自分のシューズでした。
購入から3ヶ月(しか経ってない)のマッドロック シャーク2が匂いの
元凶でした。
購入した当初こそ履きにくくて苦労したのですが、馴染んでくると共に
ジムでも履きっぱなしのときが多くなってきました。
ルートやるときはビレイするときは必然的にスリッパに履き替えるけど、
ボルダリングのときはあくまでも個人プレーなんで、履きっぱなしのときも
多く、結果たったの3ヶ月で剣道級まで上り詰めました。
鮮やかなオレンジ色だった内側の皮もどす黒くなってます。
とりあえずぬるま湯に洗剤を入れて一晩漬けました。
一晩経って茶色い液体になってます。
これだけで綺麗になってりゃ良いのですがそんな簡単じゃなかったです。
匂いの元凶のインナー側は未だにどす黒さが残っていますので、
たわしでゴシゴシやりました。
ほら、かなり綺麗になってます。
オレンジ色が復活してます。
多分一番臭そうな指先付近もがんばって汚れを落としました。
後は乾かすだけです。

人によっちゃクライミングシューズは洗わないほうが良いとか言う人も
いますが、この臭さは異常だったので(なんせ剣道級)
皮素材の型くずれとかそういった心配もありますが、そんなことよりも
洗濯したい衝動が来たのならやるべきです。

2015年9月22日火曜日

プラナのエクリプティックパンツのレビュー

プラナのエクリプティックパンツを購入しました。
なんで買ったかというと、昨年ラスポルティバの同じような黄色い
パンツが欲しかったのですが、完売していたところプラナから
似たような?クライミングパンツが出たので、ジムメンバー割引と
ちょっとした臨時収入で勢いで購入しました。

それでも購入にまで試着を2回も行うくらいでしたので、
臨時収入がなかったら絶対買ってないだろうな〜なんて思ってます。

プラナのサイトでのレビューは賛否両論です。
サイドのジッパーポケットもとりあえず付いてます的なちっこいもんで
これを良しとする人もいればダメという人もいるようで、
自分の場合はジムのロッカーの鍵を入れる程度で使えます。
浅いフロントポケット等はダメだ〜なんて言われておりますが、
そんなに使い勝手は悪いとは思わないです。
基本的にクライミングまたはボルダリングでの使用なんで、
ポケット類に小物を入れる習慣がないので自分には問題ないですね。
ベルトループがないことに異論を唱える人もいますが、クライミングの際は
あんまりベルトしないのでウエストの紐で十分満足してます。
裾のドローコードが一番気に入ってます。
本当はアクシオムジーンズのドローコードバージョンみたいな
Modusクライミングジーンズが欲しかったくらいなんで、
ドローコードは外せませんね〜。

つうか自分の場合、ジャストサイズはXSだったんですが、
お尻と腿が太めのボクの場合、XSだとちょっと腿回りの窮屈さが
気になります。
とくにボルダリングのムーブの際になんかぱっつんぱっつんした感じが
気になったのでワンサイズアップでSを購入しました。
そうすると裾が1インチ長くなるのですが、ドローコードである程度
ごまかせるし、ウエストもかなりブカブカなんですが、
紐で縛り上げてます。

ワンサイズアップでの使用感ですが、とてもいい感じです。
外ではまだ試してませんがジムでは暑くもなく寒むくもなく
ちょうど良い感じです。

ウエアを買ったからって別に自分のレベル上がるわけでもないですが、
少し気合いが入るもの事実です。
モチベーションをあげるにはいい方法ですが、ホールドを触ってわずか
数秒で元に自分に戻るのにはなんか情けないです・・・トホホ。

2015年8月18日火曜日

Madrock Shark 2.0のレビューその2とThe Hanger

CCCの新しいジムThe Hangerのロープクライミングエリアが完成し、
とうとうグランドオープンしました。
それとともに平日も昼も夜も営業していて何かと便利になりました。
(でも家からメチャクチャ遠いのでそんなに通えないです)

ボルダリングエリアは以前より開放されていて、工事過程を
覗いていたのですが、ルートクライミングにしてはなんか短いかな?
なんて思っていましたが、完成して中に入ってみるとと
ボルダリングエリアより底をさらに低くして階段で降りるように
作られてました。
これによりルート長は40フィートを確保でき、ルートによると
60フィートの設定もあるみたいです。

ボルダリングのときも感じたのですが、グレードの設定が甘いんじゃ
ないかな?ってのがファーストインプレッションです。
確かにセットしたてのホールドは引っ掛かりやすいし、乗りやすいけど
それにしても甘すぎるような気がしてなりません。
個人的には難しいグレードが簡単に登れて嬉しいけど、他所にいけば
そんなの通用しないし。

まあホールドが汚れてきて滑りやすくなってからもう一度挑戦して
見たいと思います。

さてさて
マッドロックのシャーク2です。
ここんところこれしか履いてません。
それまでは痛くて長時間履けなかったけど、だんだん馴れてきて
そこそこ長く履いてられるようになりました。
相変わらず足入れの際の窮屈さは改善されませんが、何となくコツを
つかんできました。
ベルクロで留めるシューズでありながらスリッパに近い形状をもつ
シャークは甲の部分が足入れの際に引っ掛かって踵のタグをいくら
引っ張っても足がはいらなかったのです。

それまで紐靴やイボルブのベルクロタイプが多かったので
そんなに足入れに悩まなかったけど、シャークで勉強になりました。
要はある程度足を入れてから足の指先を伸ばしたり縮めたりして
匍匐前進みたいにしてつま先でできるだけ近づきます。
そうすると踵が比較的楽に入っていくようです。

今度は脱ぐ時です。
登った後は指とか痛くて踵のタグを持つのも億劫だったりして
(自分だけ?)
面倒くさいから片方の踵でもう片方の踵部分を踏んで脱ぎます。
マッドロックは踵部分が大げさなくらい大きな出っ張りがあるので
そこに引っ掛けると楽に踵が脱げます。
しかしつま先部分はまだまだ快適に脱ぐ方法を見つけてません。
さらにすこし汗ばんだ時はさらに難しくなります。

プロモーション時に同じく購入したジム仲間数人もシャークを
履いてたけど、最近は全く見なくなりました。
みんな元のお気に入りのシューズに戻ったようで、自分だけが
相変わらずシャーク履いてます。

そんなに良くないのかな?
とりあえず自分には合ってきています。
以前のレビュー時よりも評価は上がってます。
もっとも小さいホールドに乗るとかそんなことよりも快適性が
向上したのでそれですべて良いように感じてるだけかもしれませんが。

2015年7月14日火曜日

madrockのShark2.0のレビューです。

昨日は外岩、今日はジムです。
で、ジムに行ったら先日のプロモーション販売で購入した
マッドロックのシャーク2.0が届いたと聞かされました。
もっと綺麗だったんだけど、ジムで履いてたらもうすでにチョーク
まみれになってしまいましたw
ジムメンバーは25%オフで買えるという特権で衝動買いした代物です。

もともとそんなにクライミング上手いわけではないくせに
クライミングシューズだけはやたらと買い替えまくってますw
まあ下手だから壁をスキッドさせてつま先に穴が開いたりするわけで、
そんなに性能を語れるほど使いこなしてないですw

ボクの過去のクライミングシューズ歴は色々あって、
現在の勝負用はラ・スポルティバのミウラーレースです。
やっぱりこれが一番最高で、ジムの練習や外岩での長時間使用には
イボルブのプレデターG2とVTR3Dを併用してます。
プレデターはもうかなりくたくたでデファイVTR3Dよりも少し
真剣に履けるものを探してました。

メンバー割り引きで100ドルくらいで買えたマッドロックシャーク2は
値段相応の仕事をしてくれるならいいかな?と思い、
(それと昔フラッシュを履いてた時に履き心地が良かったので)
地元にマッドロッック取扱店が復活?したお祝いとして
衝動買いしました。

デモの日はいい感じの履き心地で快適だったのですが、
今日の新品のシャーク2はちょっと手強かったです。
ソールは可もなく不可もなくでヒールも問題ないのですが、
なんか足入れがキツいです。
デモの時はもうちょっと履きやすかったのに・・・・
そしてラスト部分の締め付けが前よりキツく感じました。
甲と土踏まずの締め付けがキツいかわりに足指あたりに余裕さ加減が
逆に快適に感じられます。

ジムではボルダリングエリアでずっと履きっぱなしを想定してたのですが、
少しキツいので登ってない時は常に靴を脱いでました。
巷で好評のヒールカップは抜群の効きで良いのですが、少し汗をかいた
素足の出し入れにはちょっとキツくて苦痛です。

レビューって言っているので足裏感覚とか小さなエッジに乗れるとか
そんなことを言いたかったのですが、そこはやはり可もなく不可もなく
でした。
外ではまだ試してないので外でも機会があれば連れてく予定です。

さて総評ですが、
一言で言うならメンバー割引で安く買えないのなら、
ミウラーをもう一足買ったほうが絶対満足できると感じました。

ちょっとしたら皮が伸びてくるかも?

2015年6月25日木曜日

The Hanger 一部オープンで行ってきました。

Calgary Climbing Centerの3番目のジムがとうとうプリオープンしました。
The Hangerです。
ほとんど空港のそばで回りはまだまだ空き地ばかりの場所にポツンと
プリオープンしました。
プリオープンなんで現在のところ、ボルダリングエリアのみですが、
フレッシュホールドで登ってて気持ちいいです。
あくまでも自称中級クライマーなんで、自分の感想がどこまで正しいか
分かりませんが、登った感覚では他のChinookやStrongholdとはちょっと
違う感じです。
自称中級クライマーの自分の実力ではChinookだとC4あたりが自分には
楽しく遊べるのですが、StrongholdだとC4はちょっと難しく感じることが
多いです。
で、このThe Hangerではフレッシュホールドってこともあるけど、
触ったC4全てがフラッシュ出来たので(C5は無理でしたw)、
ちょっと設定が甘いのかな?って感じです。
ただここはガムテープじゃなくて一つ一つのプロブレムに同じ色の
ホールドを使ってるので見た目もすっきりでやっぱり登ってて気持ちいいです。

トイレもシャワー室も綺麗で(新品なんで当たり前w)高くなった
メンバー代もこれなら良いかな?って感じです。
ルートのほうは7月半ばにオープン予定だそうです。
ジャックと豆の木的なものがあるクライミングエリアはキッズの
パーティー用のエリアで、他の2店舗よりも確実に力を入れているのが伺えます。

クライミングって若い兄ちゃん姉ちゃんからオッサンオバサンまで
幅広く受け入れられていますが、週末はキッズの誕生日パーティーとして
クライミングジムを使う光景をよく目にします。
今までの2店舗だとキッズ用に一部クライミングエリアを閉鎖してしたりして
ましたが新しい店舗では完全に隔離され安全面も充実しているように感じます。

家からはちょっと遠いけど せっかくのマルチパスを持ってるので
たまには足を運びたいところです。

2015年5月16日土曜日

クライミングハーネスの寿命について

今日はクライミングハーネスの寿命についてです。
長年愛用してきたアークテリクスの昔のモデルM-280が
そろそろくたびれてきました。
正直なところ、まだまだ使えると思います。
もっとボロボロで使いこなしている人もたくさんいます。
ただ身の回りで誰かが道具の不備で怪我をしたとか死亡したとか
そんなことを聞いたりすると、なんとなく不安になるものです。

飛行機墜落事故の後に続く連鎖反応的なムードと言うかなんと言うか、
たとえばジムに通うメンバーの一人が事故を起こしたと聞いたら、
その人を知る他のメンバーやスタッフさんなんかも そういった話で
持ちきりになったり、改めて道具の再点検を促したりしてます。

さて、クライミングハーネスの寿命って、どれくらいなんでしょう?
各メーカーの取説サイトやジムのスタッフ、エキスパートの方々から
伺ったことを総合すると、

自分が思うより早めに交換時期を考えたほうが良い!

みたいです。
08年製造で8年目突入のハーネスのビレイループ付近です。
タイイングループ、ベルト、レッグループなど特に目立った劣化は
見当たらないのですが、ビレイループに関しては少し劣化が
確認できます。
接合部分のバータック部分にほつれが確認できます。
そしてその繋ぎ目部分の縫製が少しだけほつれてます。
さらに他の縫製部分にも若干のほつれが確認できます。

一つ一つはマイナーな劣化で、まだまだ使えるってのが本音です。
自分が登ってる時はロープを上下のタイイングループに結ぶので、
自分が墜落することはないけど、もしビレイループが切れたら、
上を登ってるパートナーが確実に死んじゃうことになります。
死ぬは嫌だけど傍で死なれるのはもっと嫌なんで(なんか理由がおかしいぞ!)
新しいのを購入することにしました。
つうか前から使い分けていたペツルのSAMAをメインで使うことにします。
さて引退したハーネスは貧乏性の自分のことなんで、なんかの時用みたく
取っておきたい衝動があるのですが、ビレイループをナイフでぶった切って
廃棄することにしました。
カラビナでもなんでもメーカー側も提案しているように、第三者の
再使用を防ぐために使用しなくなった道具類は完全破壊をした後、
廃棄するのが良いようです。

でもこのビレイループ、ナイフで切断したのですが、意外に簡単に切れます。
こんな簡単に切れるってことは、岩などに擦りつけたりして損傷するのは
極々当たり前のような気がします。
「もう7年使ってるから」
とか
「いやいや、これ、まだ買って1ヶ月だから」
とか、そんな経年による判断だけってのは大変危険だと思います。

初心者を無事脱出した(自称)中級クライマーだからこそ
普段の安全確保や道具点検がおろそかになりそうな時期に差し掛かっていると
思います。
やはり毎回のお互いの安全確認などは絶対ですね。
クライミングは楽しいけど、いつも死と隣り合わせの危険なスポーツです。
マンネリな点検は厳禁でこれからもまじめに取り組みたいと思います。

ちなみに・・・・、
ネットでも知り合いでもクライミングハーネスの寿命について検索したり
訪ねたりしている時点で何かしらハーネスに違和感を感じている(のかな?)
のなら、ハーネスの買い替えは命に比べると格段に安いので、
早めに買い換えたほうが良いと思います。
あくまでも持論ですけど・・・。

2015年3月5日木曜日

クライミングのリーチについて

今日はクライマーのリーチについて。
ボクはカナダでクライミングしてるんで当然ながらジムでも周りは白人ばかりです。
日本人の中でも小柄なボクは白人社会ではもう子供サイズな体です。
なのでリーチに関してはいつもいつも悩まされてます。

ボルダリングでもロープクライミングでも、普通の人なら楽々届くホールドが
一手手前のフットホールドに指を掛けてからでないと届かないケースは山ほどあります。

昔は背の低い自分を心底恨み、リーチのある普通の人を本当に羨ましく感じました。
でも最近はそうでもないです。
楽しみ方を変えました。

今までは届かなかったことに悔しく思いそこで諦めてましたが、明らかに自分よりも
小さくて小柄な女の子が11bとか(多少は苦労していたけど)登ってるのを見て、
その後デカいカナダ人が全然登れてないのを見比べて、
「やれば出来る!」
と、感じはじめました。

クライミング上達の秘訣(偉そうなこと言えるほど自分は上手くないのですがw)は
身体能力の高さもあるかもしれませんが、経験や練習の他に
「諦めない!」
という根気が一番重要かもしれません。
特に背が低くてリーチの短い人は、根気に加えて探究心だと思います。

正直なところ、リーチがあると無いとではあるに越したことはないです。
リーチが無くて届かなくて登れないと言うなら、これはもう手段は3つしかありません。

1つ目は諦める。
「自分は背が低いから・・・、絶対無理」
自分が昔はじめて10aが登れて嬉しくて、よしっ、次は10bだ!と挑戦したけど、
全く登れなくて、諦めたことがあります。
「このルートは自分向きではない」
とか、なんか自分に言い訳してましたw

諦めたら、それ以上はあり得ません。それ以下のグレードで今後楽しんでいくしか
手段はありません。

2つ目はズルをする(おいおい!って感じですがw)
特にレクリエーションカナディアンクライマーのなかでは通例化してますw
「だって仕事でもないし、ただの遊びなんだから・・・、
この部分だけこのホールド使っていい?いいよね?いいだろ?
ヨシ!登れた!」
みたいな感覚です。

確かにただの遊びなんだし、楽しくてナンボの世界です。
多くの初級から中級クライマー(カナダ人)はみんなこんな感じですw
「あっ、そこ、ズルした! なんで認めないからね!!」
なんてビレイヤーが言ってるのは真面目な日本人とか熱血カナディアンしか
存在しません。

3つ目は諦めない(ん?)
さっきの1つ目の諦める。の真逆になります。これはもう自分に言い聞かせている部分でもあるんですが、諦めた時点でもう終わりです。
とにかく考えて、リーチの短い自分ならではの独特なムーブやアプローチを
考えまくることです。

背の高い人だと楽々届くところにあるホールドがリーチの短い背の低い自分には
どんな工夫しても届かないとき(そう感じる)があります。
昔は(今よりも数段単純なオツムだったので)届かないなら飛べ!みたいにランジで
やり過ごしてばかりでした。
最近はもう少しオツムも柔らかく(?)学習能力も体得してきたので、
なるべく飛ばないように、そしてあらゆるアプローチを試みます。

たとえばホールドとホールドの間にある小さなフットホールドもリーチの短い自分には
なんとか指を掛けて使っていくしか無いときがあります。

多くの人が右手ー左手ー右手で登っていくのに、自分の場合は、その一つ一つが遠く、
結果的に一手一手がマッチマッチで登らないといけない場合もあります。

いろんな面で体の小さい人はハンデが多いと思いますが、やってやれないことは
無いと思ってます。
みんながパスする極小ホールドを使ったり手数の増えるムーブによって体力や
筋力を人一倍使うことになるとは思いますが、攻略できたときの達成感は他の人たち
よりも数段上のものになります。

しかし問題はさらにここからです。
せっかく苦労して登りきったルート、自分自身を褒めてあげたいところですが、
その後すぐに他の人(自分よりリーチのある人)がいとも簡単に登りきって、
さらにドヤ顔されると、せっかく自分が努力した過程が音を立てて崩れ落ちて行くような
感覚に陥ります。

基本的にジムではボクは常連だし顔見知りも多いし、みんなフレンドリーでいい人ばかり
だけど、根底は白人社会であるということ。
背の低いアジア人のボクが苦労していると、お節介カナディアン?がいろいろと
アドバイスしてくれます。
頼んでも無いのにアドバイスしてくる人は大概自分より下手な人(失礼)だけど、
リーチのおかげでボクより楽に登っている人が多いです。
で、そういう人は自分のレベルより少し上のグレードを登るときは、当然ながら
核心部分で苦労してます。
普段からリーチで登っているから、その核心部分がただの体重移動とかホールドの持ち方で超えていくことに気づかず、最終的にはズルして
「あそこは難しいけど・・・、でも登れた!」(それって、登れて無いじゃんw)
って、またドヤ顔してる人がいますw

逆に、
背の低いアジア人のボクが簡単そう(?)に11bを登ってたとします。
それを見て、
「あいつが登れんだから、これきっと簡単なんだ」的に
安易に登りはじめ、結局登れなくて降りてきて、
「なんであいつが!なんであいつが!」
みたいになってるのみるとちょっとうれしいです(オレ、ちょっと意地悪かなw)

なかにはカナディアンでは珍しく謙虚な人がいて(そういう人は人種差別もしない)
「背の低いあなたは一体どうやって登ったの?」
と、聞いてくる場合もあります。
もしその人が自分と同じくらいの体格でリーチなら自分なりのムーブやホールドの
持ち方をアドバイスしますが、自分より背が高くてリーチが豊富wな人だったら、
登り方も違うだろうし、正直分からないと答えるかもしれません。

リーチだけで登ってボクにドヤ顔する人がもし聞いてきたら逆に
「なんでだろうね?分かんないよ、ラッキーで登れただけだよ!
でもあなたはボクよりリーチもあるし余裕じゃないの?きっと・・・・」
と、軽く煽ってみますw

それくらい普段から背が低くてリーチの短いアジア人のボクは周りから初心者だと
認識されているのでw